RPF導入のメリット

  • 01

    高水準な原料ルートによる
    RPF品質の安定化

    発生履歴が明らかな産廃廃棄物や選別された一般廃棄物(分別基準適合物)を原料として使用しているため、品質が安定している。

  • 02

    熱量のコントロールが可能

    ボイラー等のスペックに応じ、古紙と廃プラスチックの配合比率を変えるだけで容易に熱量変更可能。

  • 03

    化石燃料の代替として
    使える高カロリーな燃料

    原料として廃プラスチックを使用しているため熱量が高く、石炭及びコークス並みで化石燃料代替として使用可能。

  • 04

    ハンドリング性が良い

    RPFは固形で密度が高い為、コークス、石炭等と同等の利便性をもち、貯蔵特性にも優れています。

  • 05

    ボイラー等燃焼炉における
    排ガス対策が容易

    品質が安定し、不純物混入が少ないため、塩素ガス発生によるボイラー腐食や、ダイオキシン発生がほとんどない。硫黄ガスの発生も少なく、排ガス処理が容易。

  • 06

    他燃料に比較して
    経済性がある

    現状で石炭価格の1/2程度と低価格。石油・石炭税が掛らず将来負担が予想される排出権購入の費用削減が見込める。灰化率が石炭に比べ1/3以下となる為、灰処理費も削減可能である。

  • 07

    CO2削減ができる
    環境にやさしい燃料

    総合エネルギー効率の向上と化石燃料削減によりCO2削減など地球温暖化防止に寄与。

  • 08

    省エネ法 定期報告書

    定期報告書では燃料の使用量を原油換算し、エネルギー原単位やCO2排出量を算出しています。
    石炭や重油などの化石エネルギーと比較して、RPFは使用量に対して控除が入るためお客様の省エネ、脱炭素に貢献します。

RPFのCO2削減効果

1トン燃料時のCO2 排出量比較図(石炭 VS RPF)

二酸化炭素(CO2)排出量
比較表(RPF VS 石炭) 

使用する燃料 A)単位発熱量*1) B)单位発熱量、kcal換算 C)排出係数*2) D)トン当たりCO2
排出量
E)RPFの石炭に対する
CO2排出割合
固形燃料RPF 26.88MJ/㎏ 6,421kcal/㎏ 1.5700 t-CO2/t 1.57 t-CO2/t 67.4 %
輸入一般炭 26.08MJ/㎏ 6,231kcal/㎏ 0.0247 t-C/GJ 2.33 t-CO2/t 100.0 %

RPFは石炭(輸入一般炭)と比べて、同じ仕事量(熱量)で二酸化炭素排出量が3割ないしは4割少ないことが特長の一つです。

○出典
*1)単位・発熱量:2020年1月(2022年11月改訂)経済産業省資源エネルギー庁総合エネルギー統計 「エネルギー源別標準発熱量・炭素排出係数一覧表」
*2)排出係数:環境省 温室効果ガス排出量 算定・報告・公表制度
 「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」 

○参考
GJ(ギガジュール)とは10⁹J(ジュール)のことです。
カロリーとの換算は以下の定式による。1.00000kcal=4.18605KJ(計量法上の定義式)
輸入一般炭のD)トン当たりCO2排出量は、0.0247tC/GJであるが、t-CO2/GJに変換するためには、(CO2分子量/C原子量)44/12=3.67を乗算いたします。

すなわち、RPFは石炭と同じ発熱量(仕事量)がありますが、石炭と比べて33%のCO2発生が少なく、環境に優しい燃料です。